近年、オフィス環境の改善(ウェルビーイング)の一環として、BGM に自然音を取り入れる企業が増えている——そんな記事を見ました。

その効果について、私は何も言えません。 私は専門家ではありませんし、確かめたわけでもありません。
けれど。
もし、会社の BGM として、私の録った小鳥の声を使っていただけたら。
それは本当に、うれしいことです。
ひとつ、考えていることがあります
会社で音を流すとなると、気になることがあるはずです。
電話や会議の邪魔になるのではないか。
そのとおりだと思います。人の声が飛び交う場所に、余計な音を足すのですから。
そこで、私はこう考えています。
自分の持っている音源から、低いところを完全に落としてしまう。

※この画像はAIが描いたイメージです。実際は静かな森の音ですから、もう少し穏やかな波形です。
小鳥の声は、高いところにあります
一般的な小鳥の声は、2000Hz 以上と言われています。
低い声で知られるカラスやハトであっても、300Hz より上です。
(実を言うと、私はこのカラスの帯域も落としてしまいたいと思っています)
つまり——小鳥の声にとって、低いところは、もともと要らないのです。
そこには何が入っているかというと、空調の唸り、足音のゴロゴロ、風、遠くの車。 録音に混ざりこんだ、街や機械の音です。
それを、きれいに取り除く。
残るのは、小鳥の声と、静けさだけになります。
そして、高いところは残します
低いところを落とす一方で、高音域はそのまま残します。
第7話で書いた、人の耳には聞こえない帯域です。
CD や mp3 では削られてしまう、あの部分。それを持ったままの音源を、会社で流していただく。
ハイレゾの高音域が含まれた、自然界の小鳥の声。
そういうものを、会社の BGM 専用の音源として提供したいと考えています。
まだ、用意できていません
正直に書きます。これは、まだ考えている段階です。
音源も、届けかたも、これからです。
それでも、書いておきたいと思いました。
山に登って、木箱を仕掛けて、十分間じっと立って、静寂から始まる朝の会を持ち帰る——そうして集めたものが、誰かの仕事場で、一日中静かに鳴っている。
想像すると、いい気持ちになります。

もし興味を持っていただける会社の方がいらっしゃいましたら、otoiawase@kotorinokoe.com までご連絡ください。まだ何も決まっていませんが、お話しできることを楽しみにしています。
岐阜の山あいから、羽賀明人

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